鍵はどことなく、全体のフォルムから栓抜きと見間違えることが多々ある。そのせいだろうか、世の中には鍵のカタチをした（キーホルダー機能のある）栓抜きが数多く存在する。しかしそのすべてが、最初から栓を抜くために作られた、鍵風の栓抜きでしかない。では、元々が鍵としてだけの機能をもって生まれたものが、その役目を終え、新たに栓抜きの機能を与えると、まさに本物の鍵の佇まいを持つ栓抜きになるのではないかと考えた。