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TISSUE BOX CASE / 100percent

紙製のティッシュボックスケース

僕が思うに、生活の上でなにかと便利で多用するティッシュであるからこそ、使うとき以外は目に留めたくない、インテリアの中で浮いた存在、生活感が漂うアイテム、というイメージが付きまとう。これには市販のティッシュボックスのファンシーなグラフィックが起因しているのだと思う。こう思う人は恐らく何かしらのケースに入れるなどしてその存在感を消そうとしているだろう。それらのケースは金属や樹脂、木、布など様々な素材を使い、ティッシュボックスの持つ存在感を消すことは可能だ。しかしティッシュボックスの存在感が消えた代わりにケースの存在感が現れてくる。言い方は悪いが「トイレの芳香剤が臭い」というのと同じ現象であり、僕は「臭わないトイレ」の方がスマートでは?と思っている。そこでティッシュボックスのケースをアノニマスな視点で捉え、その存在感を相応のものになるようデザインした。

TISSUE BOX CASE / 100PERCENT Inc.

2012

Product designer : HIROKI YOSHITOMI

Photographer : YOSUKE OWASHI / YOSHIO GOODRICH DESIGN

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